よくテレビなので冬至の風習としてかぼちゃを食べたりゆず湯に入るといったものが紹介されていますが、私な自宅でゆず湯に入ったことは一度もありませんし、そもそも子供のころはゆず自体をあまり見たことがありませんでした。冬至にゆず湯に入るという風習は江戸時代に始まったみたいですが、ゆず自体は南国の作物なので当時の江戸にそれほど多く流通していたとも思えないのにお風呂に入れるとはちょっともったいないような気がします。ただ、もともとは銭湯が客寄せのために行ったのが由来とされているので、もったいないぐらいでちょうどよかったのかもしれませんね。「冬至にゆず湯に入ると一年中風邪をひかない」というのが今でもゆず湯が好まれる要因のようですが、私が子供の頃は干したみかんの皮が冬の入浴剤でした。こちらもゆず湯と同様にかなり効果があるようで、みかんの皮があるとないとでは湯上りの後の暖かさがかなり違っていたように思います。普通に考えたら残り物のみかんの皮を再利用したほうが経済的でエコのような気がしますが、「ゆず湯」のほうが見た目も聞こえもいいので関東の人には人気なんでしょうね。