実力テストで点が取れない
定期テストではある程度点数が取れるけれど、実力テストになったらあまり点数が取れない生徒がよくいますが、なぜ実力テストでは点数が取れないのでしょうか。
もちろん実力テストの範囲の広さに、対応しきれていない事も原因ではありますが、定期テストでその範囲から出題されたときには、ある程度の点数が取れていたわけですからその時には理解できていたはずです。
では、なぜ点が取れない?
時間が経過するとともに忘れてしまった、ということになります。時間とともに忘れることはよくある話ですが、受験対策となるとこの忘れてしまう量を少なくする必要があります。
極端な話、定期テスト対策を完璧にしてそれを忘れなければ、受験対策はあまりしなくても大丈夫ということになります。
習った時に確実に理解しておかないと
定期テスト対策は、授業をよく聞いていればある程度対応できるはずです。
ただ、それを定着させるには、確実に理解する(自分のものにする)必要があります。
それには授業だけでは少し難しくなってきます。授業は限られた時間である程度の範囲をこなさないと、教科書を終わらせることが出来ないので、先生も計画的に授業を進めておられると思います。
確実に理解するには
わからないところはその時に対処しておかないと、次の授業でまたわからなくなり負の連鎖に陥ってしまいます。そうならないためには復習が大切です。
しかし、ただ復習すればいいというのではなく、自分が理解できている(わかっている)のかどうかを自分で判断できるようにならないと、せっかく復習しても時間がたてば忘れてしまう事になります。
理解を定着させるには
まずは自分で考える習慣をつけることが大切です。問題をよく読み、問題の内容を理解し、解き方を考えるといった一連の流れを自分でしっかり作り、わからないときは、どこが(何が)わからないのかをよく考える事です。
自分でよく考えてから聞くのと、あまり考えずにすぐに聞くのでは、理解の深さに差がでます。
この差が実力テストの結果に影響してきます。
結局は
小さな事の積み重ねが、大きな成果になるという当たり前のことなのですが、入試が近くなってからあせらないためには、日々の積み重ねを大切にするのが一番ということです。